お金が増える仕組み
NISAの話をする前に、まず理解しておきたいのが、そもそも投資でなぜお金が増えたり減ったりするのかという仕組みです。
ここが理解できないままNISAの説明を聞いても、なかなかピンとこないと思います。
そこで、まずは下のアイスクリーム会社の例で仕組みを見ていきましょう!
- 新しいアイスクリームを作りたい会社がありました。
「このアイスは絶対売れる!」と思っても、工場を作るお金がありません。 - 工場を建てるために会社は投資家(あなた)からお金を集めます。
投資家(あなた)がお金を出します。
このお金で工場を建て、アイスを大量生産します。 - 商品が売れると会社に利益が出ます。
アイスは大ヒットし、会社は借りたお金以上に利益を得ました。 - 投資家(あなた)に利益の一部が還元される。
あなたの出したお金も増えて返ってきます。
つまり、あなたのお金が会社を動かす「働き手」になったわけです。
ただし、アイスが思ったほど売れなかったり、予想外のコストがかかると、借りたお金以上の利益が出ず、あなたの投資したお金の価値が減ることもあります。
このように、投資ではお金が増えることもあれば、減ることもあります。
すべての会社が成功するわけではなく、どんなに調子がよさそうに見えても思い通りにいかないことはあります。
だからこそ、この減るかもしれないというリスクをできるだけ小さくしなければなりません!
その方法の1つが投資信託です。
投資信託とは、簡単に言うと「たくさんの会社にまとめて投資できるセット商品」です。
投資家(あなた)から集めたお金は投資のプロが管理し、どの会社にどれくらい投資するか最適な配分を考えてくれます。
そのため、投資信託を購入すれば、1つの会社にすべてを投資されるのではなく、たくさんの会社に分けて投資され、どこかの会社ががうまくいかなくても全体への影響を抑えられます。
もう1つの方法が積立です。
積立とは、毎月決まった金額を自動で投資していくことです。
会社の調子や景気は常に変わるため、コツコツ続けることで景気の上下の影響を受けにくくなります。
投資信託により投資先を、積立により投資時期も分散させることでリスクを最小限に抑えながらお金を育てていくことができます!
このような仕組みで、最終的にはお金が増えていくということなのです。
NISAってどんな制度?
ここまでで投資でお金が増える仕組みを理解できたと思うので、次にその投資をするうえで重要なNISAについて見ていきましょう!
たとえば、10万円を投資して、5年後に12万円になったとします。
この場合、増えたお金は2万円ですよね。
実は、投資で増えたお金にも、給料と同じように税金がかかります。
税率は20.315%なので、2万円×20.315%=4,063円が税金として引かれます。
その結果、元本の10万円と合わせて、手元に残るのは10万円+2万円-4,063円=115,937円になります。
一方、NISAを使って投資していた場合、この2万円には税金がかかりません。
つまり、元本の10万円と合わせて、12万円がそのまま手元に残るのです。
これが、NISAの仕組みです。
本当はNISAの始め方や証券口座の選び方、長く続けるための考え方までお伝えしたかったのですが、今回はここまでにして、続きは次回の記事で詳しく解説します。


